沖縄のご家庭では一家に一台と言うくらいポピュラーな調理器具「しりしり器」(野菜の千切り器)のご紹介をしていきたいと思います。
今やテレビや雑誌などで数多く紹介されているのでご存知の方も多いとは思いますが、沖縄の郷土料理の王道、にんじんしりしりー。
簡単に言うと、千切りにしたにんじんを炒める料理なのですが、実はその千切りをする際に使う専用の「しりしり器」というものがありましてそちらを使う事により一般的な千切り器(スライサー)でスライスした時よりも格段に美味しくなるのです。
しりしり器
沖縄県出身の僕も小さな頃から祖母、母がキッチンで良く使っていたのを見ていましたし、もちろん今でも、また僕自身も普段から当たり前のように使用しています。
ちなみに僕が使用しているのはこちら。
しりしりの名前の由来
しりしりというユニークな名前は、諸説ありますが、にんじんを千切りする際に、しりしりと音がする事から名付けられたと言われているそうです。
ちなみに、沖縄県民の方が実際に声に出して発する際にはしりしりーと語尾を伸ばす方が多いような気が致します。
僕もそのひとりでございます。
特徴や違い
では、一般的な千切り器(スライサー)と何が違うの?と思った方も多いでしょう。
実際に僕が「しりしり器」でスライスしたにんじんがこちら。
また、一般的な千切り器(スライサー)でスライスしたにんじんはこちら。
違い、分かりますでしょうか。
「しりしり器」でスライスした方、不揃いで、切り口の部分がギザギザとしている感じ。
実は、刃が全然鋭くなく、一般的な千切り器(スライサー)よりも粗めに削れるのです。
全然とは言え、刃物ですのでご使用の際には十分に注意してください。
その為、食材の断面が凸凹になり、油や調味料が馴染みやすいという特徴を持っています。
切れ味が良くない事が、逆に魅力な刃物。
とでもいうのでしょうか。
使い分けて楽しいおうちごはんのお時間を
ちなみに僕は、にんじんやパパイヤ等には、今回ご紹介しました「しりしり器」を使いますが、冬の鍋などに入れる野菜等には一般的な千切り器(スライサー)を使ったり、包丁で千切りしたりと使い分けをしております。
ということで、ザックリではありますが、僕が使っている「しりしり器」の紹介でした。
まだ使ったことがない方や、沖縄で食べたあの食感を味わいたい、と思っていた方に届けば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。また次の記事でお会い致しましょう。
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